他人の課題を背負ってはいけない

お久しぶりです。こみです(^▽^)

今回は、自己啓発の父とも呼ばれるアドラーの言葉を紹介いたします。

みなさん、「アドラー心理学」という名前を耳に挟んだことはありますでしょうか?

日本において、彼はユングやフロイトほど有名ではありませんが、心理学を語る上で欠かせない、素晴らしい言葉をいくつも残している心理学者の一人です。

今回は、彼の言葉の中でも特に私自身が「なるほど、確かに!」と感じた言葉

【他人の課題を背負ってはいけない】

についてお話していきますね。

例えばお母さん。お子さんが勉強をやらずにゲームばかりしている状況。とっても気になりますよね。ついつい、勉強はしたの?今日の課題が終わってからゲームしなさい。と口酸っぱく言ってしまい、親子関係に悩んでいます。

ここで、アドラーはこう問いかけます。それは誰の課題か?と。

それはお母さんの課題でしょうか?子供が勉強することは、お母さんの勉強になるのでしょうか?答えは違いますよね。

お子さんの課題なのです。勉強をしなくてはいけないのは、あくまで子供の課題であり、親の課題ではない。しかし、多くの親は子供の課題に土足で踏み込んで「子供のためを思って」と言いわけをしながら「いい学校に入りなさい」「もっと勉強しなさい」と子供をコントロールしようとしていると彼は語ります。

他人の課題に関して我々ができることは、【支援】だけなのです。

もしもお子さんが勉強したいと言ったら、支援する準備があることだけを伝え、あとはそっと見守るのみ。と彼は言います。

もう一例挙げますね。

妻/夫が機嫌を損ねているとき、その様子を見てご機嫌取りをしようとしませんか?

「ドライブに行こうか?それとも散歩にでも出かけようか」と。

でも機嫌を損ねている彼/彼女から返ってくる返答は、「いい。行かない。」

そうすると、段々とこちらもイライラしてきませんか。せっかっく気を遣ってるのに。と。

これこそ、彼が言う【他人の課題を背負ってはいけない】なんですよね。

少し冷たいように感じるかもしれませんが、機嫌が悪いのはお相手の課題なのです。

相手の機嫌を治そうとするのは、相手の感情をコントロールしようとしているのと同じだと彼は言います。まさに、相手の課題に土足で踏み込んでいるわけですね。

相手の課題を勝手に背負うから苦しくなるのだ。相手との間に線を引き、明確に分離することが必要だと彼は語ります。

これは、妻の機嫌が悪いのを無視しろ。ということではありません。先述のように我々は支援しかできないので、課題解決のための環境を整えることが大事ですよね。

例えば今回の場合だと、お相手が話しやすい環境を作り、いつでも話は聞くからねと声をかけておくなどですね。

対人関係で悩んでしまうときは、これは誰の課題なのか?と一度自分自身に問うと良いかもしれません。

ご参考までに。

本日はここまで(^▽^)/

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